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『茅の輪 (ちのわ) 』

遅くなりましたが・・・。

今回は『茅の輪』についての投稿です。


夏越しの祓・年越の祓には神域内に『茅の輪』が設けられます。

教団では、神域内の茅萱(ちがや)をとり、茅の輪を作ります。



茅萱を丁寧にそろえ、束ねて大きな輪にしていきます。



『茅(かや)』は、古来から「身についてしまった厄をはらうもの」「神聖なもの」として重要な役割を果たしてきました。


『茅の輪くぐり神事』は・・・

茅の輪をくぐることにより、生活の中で知らず知らずのうちに犯してしまった罪穢れ・災い・厄を払い、これからも元気に過ごせますようにとの願いを込め、お祓いを受ける神事です。


茅の輪くぐりは日本神話に由来します。

備後国の蘇民将来が、旅の途中に宿を求めていた素戔嗚尊を貧しいながらももてなし、その恩返しとして蘇民の娘の腰に「茅の輪」をつけさせ、また「蘇民将来子孫也」との護符を授けたことで、その後に流行った疫病からも守られ、家も末永く繁栄したそうです。


腰につけていた茅の輪が長い歴史を経て大きくなり、人がくぐり抜けるものになったといわれています。


茅の輪の回り方があるのはご存じですか?

唱え詞を唱えながら、8の字にくぐり抜けるのが一般的です。

・1周目:(左回り)

・2周目:(右回り)

・3周目:(左回り)

唱え詞は神社によって異なるそうです。

代表的なものは

「祓ひ給ひ 清め給ひ 守り給ひ 幸へ給へ」

といい、神様にお祓いとご守護を祈ります。


次の茅の輪くぐり神事は、年末の年越の祓です。

お祓いを受け、早くコロナが収束することを祈るばかりです。



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